第2回、遅くなってしまいました…相変わらず遅筆です…すみませぬう
配色や光と陰の知識の吸収
さて、次に私が購入した本は「光と色のチュートリアル(マール社)」でした。この本は、イラストを描く際にどのように光や陰影、配色を行うかを丁寧に解説しています。頭では何となく理解している美術的な表現も、実際に自分の手で描き出すのは簡単ではなく、むしろかなり難しいです。
その理由は、光や陰影が単なる白と黒だけで表現されるわけではないからです。そこにカラーも加わり、隣接するエリアに影響を与えます。配色を効果的に表現するには、センスや感覚はもちろん大切ですが、それ以上に基礎的な知識が重要で、配色技法の学習は避けて通れない道だと思います。
とはいえ正直なところ、最初にこの本を読んだときは内容が難しく多くが理解できませんでした。投げ出すわけにはいかないので、少しずつ要点をかいつまんで読み進めました。そしてお絵かき作業中、本にリンクした内容に触れたときに読み返すようにしていました。
もう一つ参考になったのは配色に関する本です。大きな本屋さんに行くと、3色を基にした良い組み合わせを紹介している本や、シチュエーションごとの色の組み合わせを紹介している本があります。これらは、イラストを描く際に配色に迷ったとき、辞書的に参考にするためにとても役立ちます。
初めての有償依頼
そんな中、とあるどわこちゃんから有償での依頼をお願いされました。
正直、当時は画力的に自信を持って誰かを描けるような腕もなく、本当に自分が描いてもいいのかと自身に問答する瞬間はありました。それでも私に依頼してくれた気持ちを無碍にはできません。感謝でいっぱいの気持ちの中で一生懸命イラストを描いたのをはっきりと覚えています。
誰かのために描くということ
自分のためだけでなく、誰かのために絵を描くということは責任感を伴います。
相手は何を求めて、どう期待し、どうすれば喜んでもらえるか。
そして相手のイラストへの想いを形にすることは難しいことです。
とにかく考えて考えて具現化しなければなりません。
大変な作業ではありますが、やりがいはあります。
そして完成してそれを渡す時、喜んでもらえた時の嬉しさはひとしおです。
この経験を積み重ね続けることで、イラストを通じて楽しさや喜びを得ることに繋がっていくことを知りました。
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